未経験からエンジニア転職する際の求人の見方

こんにちは、成り切り坊主です。

 

今日は未経験の方がエンジニアに転職する際の求人サイトや求人企業の見方について書いていきます。

 

私は一年前に未経験からエンジニアに転職しました。その際に転職サイトを利用してエンジニアになりましたが、その際に意識したポイントや現役エンジニアから見た良い求人について解説していきます。

 

この記事は現役エンジニアが書いているもので、巷で見るエンジニアになってない人がエンジニアの求人いついて書いている記事よりかは信憑性が高いと思っていますので参考にして頂けたらと思います。

また、この記事以外にも現役エンジニア目線から見たエンジニアの業界話を書いていますので、お時間のある方はご覧下さい。

 

それでは本記事を見ていきましょう!

 

 

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1.エンジニアになれる会社の種類

2.良い会社の選び方

3.悪い会社の特徴(技術力向上を目指す上で)

4.最後に伝えたいこと

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1.エンジニアになれる会社の種類

 

ほとんどの方がエンジニアになると決めた際にまず見るものが求人サイトだと思います。

 

その求人サイトを見る前にIT業界に存在するエンジニアを雇う会社の種類を知っておく必要があると思います。

 

何故なら当時の私含め未経験の方は求人サイトを見たところで、求人会社がどのような会社なのかを理解できないからです。

 

実際に求人サイトを見てみると未経験歓迎や実務経験1年以上、◯◯言語経験者、など様々な条件があります。

 

なぜ経験者しかダメな所もあれば、未経験を歓迎している所もあるのか?

 

当たり前ですが会社によって求めている人物像がいますし、それぞれの事業形態があるため、それに適した人材が欲しいわけです。

 

まず知っておくべきことは会社の種類です。

一般的にエンジニアになる方法として大きく分けて5つあります。

 

SIer(受託開発)

・web系(自社開発)

・SES企業(派遣会社の正社員版)

・派遣会社(派遣型)

フリーランス

フリーランスに関しては求人に乗っていることはほぼ無いためここでの説明は割愛します。

 

フリーランスを除く4つが主なエンジニアを雇う会社の事業形態です。

実務経験◯年以上や◯言語経験者などにあたる求人は上2つに当たる受託開発系と自社開発系です。

 

一方、未経験歓迎や第二新卒歓迎というところはSES企業か派遣会社になります。

 

 

それぞれ簡単に説明していきます。

SIer(受託開発)

SIerとは、システムインテグレーション(SI)を行う会社の事を指しますが、この説明を見ても何の事を言っているのか理解できないと思います。

 

このSIerとは、エンジニアがいない会社や国から仕事を受け、依頼された製品を納品する会社の事です。

 

仮にあなたが何か事業を行っていたとしてWebサイトやアプリケーションをリリースしたいが社員にエンジニアがいないという場合は、このSIerに依頼することになるでしょう。

 

どのような会社か何となく理解できればOKです。

技術力やエンジニアがいない会社や国はSIer企業に依頼するから、その依頼を受けて仕事をする会社なんだ〜と思って下さい。

 

このSIerは中小企業から大手様々です。

しかしほとんどのSIer企業は未経験の方を採用する所はほとんどないです。

※新卒の場合は別です

 

ここでいう未経験は実務経験ではなくプログラミング経験のことを指します。

プログラミングスクールに通っていたり独学で仕事ができるレベルの技術があれば採用されます。

あくまで未経験とはProgateやドットインストールなどで学んだレベル感の人です。

 

 

 

・web系(自社開発)

web系や自社開発系にはベンチャー企業が多く、

ベンチャー企業とは画期的なアイデアや技術で新しいビジネスを行なっている企業のことで、

そのビジネスや目的に共感したり、凄い事業だと感じた意識の高い方達が集まる傾向があります。

 

いわゆる自分の会社で事業を展開しているのが自社開発企業です。

SIerは他社から依頼されたものを作りますがweb系などの自社開発系は名前の通り自社の商品を開発してビジネスをしています。

 

自社開発企業は、ビジネスの波や顧客のニーズに合わせるために、できるだけ速いスピード開発や事業拡大を行いたいと思っています。

そうなると作業効率が求められるため、常に新しい技術を使う事が多いです。

 

事業を大きく拡大させるために、優秀な人材や柔軟な人材を雇う事が多く、IT業界のベンチャー企業では社員のほとんどは20-30代で固められている傾向があります。

 

なので技術力や知識がない未経験の社員を雇う事はほとんどありえません。

もちろんこちらも新卒であれば未経験でも入社できますが、優秀な未経験の学生や既に自分でプログラミングをやっている人しか雇わないでしょう。

 

 

 

 

・SES企業(派遣会社の正社員版)

 

SESとはシステムエンジニアリングサービスの略です。

と言われても、意味がわからないと思います。

 

SESはエンジニアを正社員として雇いクライアント(仕事先)にエンジニアを派遣する企業のことです。

仕事先は先ほど紹介したSIerや自社開発企業になります。

 

では派遣する企業と言われると、派遣会社と同じ?と疑問が出てくる人がほとんどだと思いますが、

派遣会社との違いは簡単に言うと、正社員であるかどうかです。

 

派遣会社のエンジニアは現場の契約が切れると次の現場が決まるまでお給料の保証がありません。

 

SES企業の場合は、正社員雇用のため福利厚生の充実や現場契約が切れて仕事がない間、お給料は必ずもらえます。

つまり収入の保証があります。

また、社員同士の勉強会や部活動、会社特有の忘年会や新年会、新入社員歓迎会などがあるのが特徴です。

 

SESについて詳しく解説している記事はこちら

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https://programmingblogs.hatenablog.com/entry/2019/10/04/081610

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SESはクライアント先にエンジニアを派遣するため、未経験で雇った場合は研修期間を設けて最低限の知識を学習する時間をとります。

研修期間は会社によって様々で1〜3ヶ月が多いです。

なので求人票に未経験歓迎というものがあればSESの可能性は高いです。

 

 

・派遣会社(派遣型)

 

派遣会社はIT業界だけではなくどの業界にも存在するため説明しなくてもわかるかと思いますので、ここではエンジニア業界での派遣会社の特徴を説明します。

 

派遣エンジニアは派遣会社と派遣契約を結び、派遣会社が紹介する案件の中から仕事を選びます。

SESとの違いは正社員ではなくあくまで派遣契約になっている事です。

 

しかし正社員ではないデメリットがあるものの

派遣エンジニアは複数の派遣会社に登録し案件数を選ぶことができるという最強のメリットがあります。

 

詳しくはこちらの記事をご覧下さい

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https://programmingblogs.hatenablog.com/entry/2019/09/26/155615

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求人票にある未経験歓迎のものはこの派遣会社の可能性もあります。

違いは契約条件などを見てみればわかるかと思います。

 

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上記を踏まえ未経験の方がエンジニアに転職するとなればsesか派遣会社を選ぶことになります。

自社開発やベンチャー企業、大手IT企業や大手SIerは中途の未経験を育てることは99%ありえないと思って下さい。

 

自社開発企業やベンチャー企業に行きたければ、プログラミングススクールに通いスクール経由で就職するか、自分で良い会社を探して入社するかです。

独学でプログラミングを勉強して上記の会社位に行くには時間がかかりすぎるかと思います。

 

未経験の方はだいたいポートフォリオを作って「自分のレベルはこのくらいです」というような証明物を持って面談の挑むわけですが、このポートフォリオ作成がとても時間かかるので、

私としてはとりあえずSESや派遣会社に入社し一早くエンジニアとして実務経験を積む事をお薦めします。

詳しくはこの記事を読んでいただけたらと思います。

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https://programmingblogs.hatenablog.com/entry/2019/11/26/124050

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しかしSESや派遣など会社によってはあまり良くないブラックな現場に配属されたりすることもあります。

そのような事態を避けるため良いSESや派遣会社の選び方を次章でお話しします。

 

 

 

2.良い会社の選び方

 

まず良い会社の選び方ですが、派遣会社の場合は複数登録できますので、良い悪いがあったとしても直ぐに他の会社を利用すれば良いわけですが、

SESの場合は正社員として雇用されるためその会社があまり良くない場合に辞めてしまうと経歴に傷がつくことになります。

派遣の場合は派遣登録なので履歴書等に書く義務は発生しませんがSESの場合は正社員雇用のため辞めてしまうと経歴上残ってしまいます。

 

 

SESについては会社によっては営業が弱いとあまり案件が少ない場合もあります。

特に小さい企業ほど案件数が少ないイメージです。

なのでまず第一に見るべきところは会社の大きさや社員数です。

 

社員が多いもしくは会社の規模が大きい場合はクライアント先(仕事先)が多いです、またそのような会社は営業が強い、もしくは人数が多い所です。

 

このような会社は基本的にできるだけ社員の希望に沿った案件を選んできてくれます。

 

一方会社の規模や社員数が少ない場合はどうしても営業マンも少なく案件数も少ない傾向にあり、あなたに合った現場に行くことができない可能性が大きくなってきます。

なのでSESの会社に入社する場合は大きい会社を選びましょう。

 

SESには良い案件に巡り合えない可能性があるなら複数の派遣会社に登録した方が良いのでは?と思う方もいると思います。

これはあなたのキャリアプランや状況によって変わってくるので一概に言えません。

 

派遣とSESの違いについてはこちらの記事を読んでみて下さい。あなたがどちらに向いているのか詳しくわかると思います。

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https://programmingblogs.hatenablog.com/entry/2019/09/26/155615

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3.悪い会社の特徴(技術力向上を目指す上で)

 

では良い会社の反対に悪い会社の特徴を見てみましょう。

ここでいう悪い会社とは自分が理想とするキャリアプランや技術力を身につける事が出ない所です。

 

まずネット上で評判が悪い会社は辞めましょう。

その業界が初めてだと評判がよくない会社などわからないと思いますので、まずはリサーチをしましょう。

 

次は社員数です。

規模が小さく社員が少ない会社はどうしても案件が絞られます。

しかし小規模な会社=会社と一緒に成長できるという点もあるため一概に悪いとは言えませんが、技術力向上をメインで考えるのであれば避けたい所です。

もし気になるのであれば面接を受けてみてイケてるエンジニア(上司)がいる場合は、そこもありかもしれません。

 

そして最後はITに特化してない派遣会社から案件を選んでしまう事です。

IT・エンジニア業界に強い派遣会社と弱い派遣会社があると聞きます。

ここはあなたが登録しようと思っている派遣会社の調査が必要です。

私は派遣登録をしたことがないので詳しくは書けませんので、調べてみて下さい。

同じ現場にいる派遣会社からプロジェクトに参加しているエンジニアは、会社によって案件の質が全く違うと言っていました。

 

 

とは言っても良い会社に入社できたからといって希望する案件に参画できるわけではありません。

このような事態を避けるためには、面接時や面談、研修時にできるだけ開発をしたいという意思を伝えることが大事になります。

 

私もSESとしてエンジニアをしていますが、向上心がない方(お金が貰えれば良いという人)や、開発がしたいなどと言わない(意思を伝えない)人は運用保守のような雑用のような案件に回される事が多い気がします。

 

なのでできる限り開発の案件をやりたいという意思を伝えましょう。

 

4.最後に伝えたいこと

 

 

以上が未経験の方が求人票を見る際に意識すべきポイントです。

 

まとめると、まずは会社の種類をしっかり理解する事、

そして良い会社悪い会社は事前に調べればある程度分かり、最終判断は面談時の回答次第という事です。

 

今はエンジニア不足が起こっているので、今からエンジニアになる際はある程度会社を選ぶ事ができます。

しかしエンジニア不足を良い事に社員をビジネスの道具としか思ってない所もあります。

(本質はどこも同じだが、扱い方がひどいところもある)

 

その点は会社選びが大事になるため、事前に調べておく必要があります。

 

この記事以外にもエンジニア未経験の方に役立つ記事などを書いていますので、記事一覧よりご覧下さい。

 

オススメの記事はこちらです。

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https://programmingblogs.hatenablog.com/entry/2019/11/21/100531

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最後まで読んでいただきありがとうございました。