SESの闇を暴露しよう

こんにちは成り切り坊主です。

 

今日は現役SESエンジニアの私が、SESの闇について書いていきます。

 

エンジニア業界でSESと聞くと非難されがちな会社形態ですよね。

そんなSES企業に入社した私はどのようなキャリアを歩んいるのか、SESは実際どうなのかを解説していきます。

 

それでは早速ですが本文を見ていきましょう。

 

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そもそもSESとはどのような会社形態かわからない方はこの記事で詳しく書いているので是非参考程度に読んでみて下さい。

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SESとは エンジニアになるための道のり - 起業へのステップアップ日記

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私がSES企業に入社して「闇だな〜」と感じた点は大きく分けて2つあります。

 

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・経験ありのように嘘を書いて現場へいかせる

・ブラックと分かっていても人員を送る時がある

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それぞれ詳しく書いていきます。

 

 

・経験ありのように嘘を書いて現場へいかせる

 

これはSES企業や派遣エンジニア業界でひっそりと行なわれているのが現実です。

私が入社したSES企業では、当たり前のように行なわれています。

 

未経験の方を採用して1〜2ヶ月の研修だけで即戦力にする事は厳しいため、未経験から初めての現場へ配属する際は、この手法が使われる事が多いです。

 

配属される案件が、テスターであれ開発であれ関係ありません。

「テストや開発の実務経験が1年程度ありますよ」という定で面談に挑みます。

※面談とは、実際に現場の担当の方と直接、

もしくはSkype等のビデオ通話で経歴や現場での作業について話す事で、皆さんのイメージだと企業に入社する際の面接等だと思っていただけたら良いです。

 

この面談に使用する「スキルシート」と言われる自分の経歴を書いたものを元に、現場の担当の方は過去の仕事内容を詳しく聞いてきます。

もちろん嘘のスキルシートのため、この面談では、やってもない嘘の事をいわないといけません

 

なので研修期間中には、嘘のスキルシートに対して応答をするための練習があります。

 

ではこの嘘のスキルシートで実際に現場が決まった場合どうするの?どうなるの?

と気になる方が多いと思いますので、デメリット/メリットについて書いていきます。

 

・デメリット

まず未経験で入るにも関わらず、経験ある定で入るため偽装の経験値に対してレベルが低いので迷惑かける場合がある。

 

例えば過去のJava案件の開発をやっていたというスキルシートで入った場合に

「過去の現場でJavaやってるからこれくらいは分かるよね」

みたいな事を言われます。

 

私は実際にJava案件の経験があると嘘のスキルシートを書かれてC/C++言語の案件を行った際に、

「過去にJavaやってるならオブジェクト指向だし似ているような感じだからできるよね」

と言われて、少し焦りました。

 

また、歓迎会などの飲み会でも嘘をつき続けないといけません

例えば同じチームリーダーの方などに

「過去どんな案件やってたの?」と興味本位で聞かれたりします。

 

職場によっては、経験の割に知識が乏しいため舐められたりする事もあるでしょう。

(私や私の周りでは聞いた事はない)

 

以上がデメリットになります。

 

 

・メリット

私の個人的意見としては、デメリットなど全くに気しなくて良いくらい、メリットの方が大きいと感じます。

 

まず未経験で開発案件に入れる可能性があるという点です。

だいたいの未経験者のキャリアのステップはテスターなどのテスト工程から始まることが多いのですが、

(スクールや独学で仕事ができる程度のコーディング技術がある現場に経験の方は別)

入社当時の研修に臨む姿勢次第や営業の方との交渉次第では、未経験から開発案件に入ることもできます。

 

私は実際にそうでした。

工場勤務の会社員から全くの未経験でSES企業に入り1ヶ月半の研修を終えてRubyの開発案件に参画しました。

もちろん現場には同じSES会社の先輩がいましたので、迷惑をかけつつ爆速で成長できました。

SESについては冒頭で紹介した記事を読んでいただけたら詳しくわかりますが、SESのメリットとして配属先には会社の先輩が居るので安心できるという点があります。

 

話が逸れましたが、

未経験からでも開発案件に入れるメリットはかなり大きいです。

例えば未経験からエンジニアになったのは良いが

ほとんどの人はテスターなどの雑用業務から始まりますし、それを1〜2年行う人もざらにいます。

 

それがもし仮に、未経験から開発に現場に入ることができれば、ビシバシ鍛えられる環境が手に入ることになります。

どのようにして開発案件に入るかはその時の募集している案件次第だったり、どうしても開発がしたいと伝え研修では最低限の技術力があることを証明しないといけません。

 

もちろん未経験から開発案件に入る事ができれば

それはエンジニアとしての市場価値は大きく変わりますが、その分心が折れやすいため、そこは覚悟が必要です。

 

圧倒的に知識や技術力が足りないので、

「私は向いてないんじゃないか」

「仕事を覚えるために自宅でも勉強しないといけないのか…」

など、エンジニアとしてキャリアアップをしていく覚悟がない人は心が折れるでしょう。

 

いきなりできる人はいませんし、未経験から開発案件に携われるだけで相当ないスキルアップができ、良い経験をさせてもらっている事に感謝し、

プライベートでは趣味の時間は最低限にし、ほとんどの時間をプログラミングなどの自宅学習に当てるつもりじゃないと成長できずに心が折れると思います。

 

なのでエンジニアとしてのんびりキャリアアップをしたい方は、未経験から開発案件に入ることはあまりお勧めしません。

 

以上、長くなってしまいましたがメリットについてです。

 

実はこの点に関してはSESの闇と言われていますが、未経験のエンジニア側としては成長したい人に限りとても嬉しい事なのです。

 

では、続いて私が実際の感じたSESの本当の闇の部分を暴露します。

 

 

・ブラックと分かっていても人員を送る時がある

 

これです。

SESの怖いところはこれです。

 

私の会社では残業60時間を超えるような軽く炎上している案件に未経験のエンジニアがテスターとして配属されたりします。

 

納期が迫っているような案件では、開発が終わり次第すぐにテストを行わないと納期に間に合いません。

そのため開発が終わるまで夜まで待ったり、それからテストを行うと帰りは深夜になる事は当たり前です。

これは実際にテスターとして現場に行った社員の方に聞きました。

※給料は倍近くになったと言われていましたが…

 

正直、完全未経験からの仕事なので仕事を選べないのはしょうがないかもしれませんが、

そのような案件だと分かっていても、社員には案件の内容しか伝えず配属させるというのは、闇深いな〜と思った次第です。

これがいわゆる案件ガチャってやつですかね。

 

もちろん全てのSES企業が上記の様に当てはまるわけでは決してないので、この様な会社もあるのだという事を知っていただきたいです。

 

ただ私の会社は案件を降りるといえば現場を変えてくれるため、その点に関しては社員の要望をできるだけ聞いているため安心できます。

逆を言えば会社側に何も伝えない限り一生テスターとして人生を消耗するだけになります。

 

なのでSES企業に就職を考えている方は、上記の様な現場に配属されたり場合は、現場を変えてくれるかどうかを面接時に予め聞いておく事が望ましでしょう。

 

私がエンジニアになった際は、SESや派遣、SIerなどの違いすら理解しないまま勢いでSESエンジニアになったので、仮にブラックなSES企業に当たっていた場合は今頃時間を無駄にしている所でした。

 

こちらの記事でエンジニアになるための良い会社の選び方について書いていますので合わせてご覧下さい。

SES企業を選ぶ際のポイントも解説しています。

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未経験からエンジニア転職する際の求人の見方 - 起業へのステップアップ日記

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以上が私がSES企業に入社して感じた闇の部分です。

SES企業などに入社を検討の方は是非この記事を参考にしていただけたらと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。